きょにっき2020年6月
六月三十日 火曜日 くもり
なんと六月も最終日ではないか。
◯ハンディ化
新しい掃除機がやってきた。
今月、リビングと父の部屋とでエアコン2台を新調したポイントが溜まったから、と父が購入。
それを知ったときは「私にも選ばせてよ!」とムカついた。笑
以前からダイソンとかのハンディタイプが欲しかったのだ。とても。
まぁ、でも、ダイソンではないけど日立のそれなりの値段のちゃんとしたハンディタイプだったので良かった。(お安いのは仕様もそれなりよね)
で、さっそく使ってみた。
ゴミ捨てがスムーズに出来なかったけれど、これは慣れだろう。
気軽に掃除機を掛けられるのは嬉しい。本当に嬉しい。
けれど私でも家中を掛け終わる頃には腕が疲れたので、母は重いと言うかも知れない。これもまた、慣れだろう。
とはいえ、退院しても母が掃除機を掛けられるかは分からないなぁ。私だなぁ、掛ける役割は。
とすればやはり、この掃除機のハンディタイプ化は嬉しい。
◯近い風
今日の風に何年も前の日を思い出した。
東京の西の、初めて訪れる街で過ごした、一日。一緒に過ごした人々も思い出される。もう会うことはないかもしれない。
あの日も柿の実が成り始めだった。
過去は戻らないし、一日も同じ日はやってこないものだけれど、今日の風は、あの日の風と近い風なんだろうな。
◯わかった
以前も耳にした「得体の知れない動物の啼き声」が、夜になってまたもや隣接の公園からマンション敷地内の道で縦横無尽に響き渡っていた。
今度こそは身を乗り出して「得体のしれない動物の啼き声」と音声入力して検索すると、わかったのは・・・ハクビシンだった。あぁ。
昨今ニュースで害獣と言われてしまっているあの子。この界隈でも生息しているのは下の弟からもずいぶん前に耳にしたような。
とにかく、正体がわかってよかった。鷺ではなかった。
◯湿気の家
日中、雨がぱらつきながらかなりの強風で、あまりにうるさいのと湿気がすごいのとで、窓を閉めて除湿をかけていた。
夕方前になって、窓を開けたままにしていたリビングやキッチンの湿気がすごいことになっていたので、こちらも窓を閉め除湿に。
それを。
父が寝付いた頃にリビングへ行ったら、全ての窓が開放されていた。再び湿気がすごいことに。
「なんで窓開けてるの! 湿気がすごいから除湿してたんでしょう! 家中カビてもいいの?」
湿気がすごいから除湿していることは、父には言ってあった。それなのに! と小怒りをぶつける。
ねぼけまなこで「だったらまた閉めて除湿して〜」という父。
もうたまらなくヤになって、「もうイヤ! イヤ!」と放っておくことにした。全部カビてしまえ! と自棄になる。
けど・・・部屋がカビてさらにヤな気持ちになるのは父ではない(衛生観念に鈍感)。私や母だ。くそう。
六月二十九日 月曜日 曇ったり晴れたり
些細なことで逐一イラつく。
黄体後期の始まりだ。
そう思ってしまえばなんてことはない。イラつくことを避ければいいだけのこと。
母の一時帰宅は七月の二十日前後になりそうとのこと。
予想していたよりずいぶん先だ。
母にそれを言うと落ち込むだろうと思って、明るいスタンプと一緒に「了解!」と返信。
◯ボブ化
みそちゃんという子のYouTubeをたまに観るのだけれど、『スポンジボブとコラボした韓国コスメで可愛く大変身!?』に、スポンジボブ好きとしては「お!」と思って観始めたら序盤早々からスゴイことになって「何が起こってる・・・?」と震えながらも、どんどんとボブ化していく様子にゾクゾクした。ちょっとリスペクトした(?)。笑
六月二十八日 日曜日 雨のちくもり
昼を過ぎた。
ようやく雨が上がったかもしれない。
お昼を食べて、母の病院へ行ってこようかな。
◯軽い
気温は低めだったけれど、風がほとんど吹かなかったので、すこし蒸し暑く感じた。風がほんの時おり吹けば涼しく。
母には会えたが今日は洗濯に出すものがないと言う。靴下2足はあるけれど、と。
初めて空っぽのリュックで帰路に就く。なんと軽いのだろう。
HACに寄って、買ったものをリュックに詰めて帰った。
野良の三毛猫にもひさしぶりに会えた。20日ぶりくらいだった。
◯想像力
想像力を全方位に行き渡らせれば菜食主義になるのだろうか。
私の想像力は都合の良いところで範囲設定してしまっているのだろうか。
六月二十七日 土曜日 くもり
今日も今日とて草刈り機の爆音で起こされる。
◯毛穴
人が一生に毛穴を見て過ごす時間はどれくらいだろうか?
私は・・・24時間、一日ぶんくらいは見ているかもしれない。今思い出したのだけれど、中学生の頃は暇を持て余し膝の毛をよく抜いていた。その時間がかなりのものだと思う。24時間じゃきかないかもしれない。そのおかげ(?)か、私の膝にはほとんど毛が生えていない。
◯チキン南蛮と清潔感
今日の夕飯は悩まずに済んだ。
昨晩、料理研究家コウケンテツのYouTubeチャンネルにチキン南蛮レシピが上がっていて、冷凍庫に鶏むね肉があるから丁度いいと思って昨晩から決めていた。
とってもおいしく出来た。
ちょっとタレを煮詰めすぎてしまい、味が濃くなった感もあるけれど、また作るときはいい具合に加減してよりおいしく作れるだろう。
ありがたや、コウケンテツ。
そういえば。
料理動画などを見ている時に髪の毛や手腕の毛が気になるときがある。
でも、彼にいたっては一度も気になったことがない。全体的な清潔感がそうさせるのかもしれないなぁ。
◯森
『秘密の森』をようやく観終える。
正直、容易ではなかった。
もともと、こういった策略や攻防戦モノのサスペンスストーリーは食指が伸びない。
そこにきて、割と韓国人の名前を見慣れている私でも覚えられないキャスト名たち。
主人公がディスコミュニケーション人物の設定だからか「今、何をしているのか、どういうことを言ったのか」が理解出来ないまま進んでいく。
『ブラックリスト』でもそういう掴めない感は感じることがあるけれど、テンポ早い演出が「それでも観させてしまう」。
けれど、この作品は淡々とした作風で作られているので、いろいろよくわからないまま淡々と続く→眠くなる。という繰り返しだった。
単純に私の頭が鈍化しているのかもしれない。面白い面白いと好評なのに、まったく面白くなかった。残念だし、すこし落ち込む。
シーズン2も(私の許容脳的に)期待できないな。それでも一話目は観てみたいけれど。
◯おめでとう
下の弟の誕生日だったけれど、おめでとうとLINEを送ろうかな送っても喜ばれはしないだろうけど送ろうかなどうしようと思っているうちに日付が変わってしまった。
六月二十六日 金曜日 晴れ
ぐんぐんと気温が上がっている。
お昼前で28℃だ。
風が運ぶ空気も暖かい。
それからはあっという間に30℃超え。クーラーを点ける。
◯冷や汁
昼下がりを過ぎたあたりから毎日考え始めるのが、その日の夕飯。
仕事から帰ってくる父にも作っているので、負担のない程度にそれなりのものを、と思うと結構悩む。
今日は暑いので、つるっといけるものをと思うけれど、冷やしうどんは昨晩やってしまったから・・・と浮かんだのが冷や汁。
いつものようにwebサイトやYouTubeでレシピや作り方を検索しチェックする。
結果、結構しょっぱかった。
まぁそれは、薄めればよいのだけれど。
◯シワシワにならないトウモロコシと父
あと、昨日買ってきてたトウモロコシ2本を蒸す。
何分くらい蒸せばいいのかなと検索したら、「あとで粒がシワシワにならない方法」というのも一緒に教えてくれたのでとても助かった。
蒸し終えたあとに塩水に浸けるだけ。本当に、シワシワにならなかった。
今まで母が蒸してくれたものは時間が経つとべっこんべっこんになっていたので残念に思っていた。
2本蒸して、そのうち1本を半分に割って、ひとまず1/2本を今じぶんが食べる用に皿にとって、父を夕飯どうぞーと呼んだら、トウモロコシが好物の父は残り1本半を全部部屋に持ち帰ろうとしていたので、「ちょちょちょ1本半食べる気?」と制止したら、「ダメなの?」。
ダメだよ。どんだけ好きなんだよトウモロコシ。
そうでなくても、昨日買ってきて蒸そうとしたら、もう自分の分だけ茹でトウモロコシをスーパーで買ってきていた父。好きだね、トウモロコシ。
トウモロコシは鮮度が命だけど、買って一日経ってからでも全然瑞々しくておいしかった。かじりながら、まるも無心でかじりついてたなぁ、と思い出した。猫もトウモロコシ好きなのか。というよりはもしかしたら歯ざわりが好きなのかもと思っていた。
◯【第9回ご当選のお知らせ】
シャープのマスクの当選メールが届いた。第9回めの抽選にして。
ドラッグストアでもう買えるしなぁ。
父に訊いたら「買ってください」。
ほんと?
送料660円と税込みで3,938円。
けれど、あの幾ら出しても買えなかった時を経ると、買える時に(しかも適正価格の範囲内で)買えるなら、ストックしておいて然るべし、と思えなくないものだな。
◯この日々は各人の意識の差が浮き彫りになり、赦せない線引きの向こう側は切り離される。
六月二十五日 木曜日 雨のち晴れ
雨が止むのを待って病院へ。
いつもと別のメイン通りを歩いて行ったら、人がたくさんいた。
いつもの道が好きだ。
◯世相
ゴミは世相を表すようだ。
この時世になってから道にマスクがよく落ちていて。
今日は泡ハンドソープの容器(ポンプ部分はなく本体のみ)が道路に転がっていて、ここまでかと思った。
◯マスクをしないで歩いているのはほとんどおっさんだ。死んでもいいと思っているのか。けどそれは、殺してもいいと思っているのと同じだ。
◯弱気
母に会えたついでに、ソファとテーブルは粗大ごみの回収が7/22だから、新調するのはそのあとだね、と話したら、「それでいいよ。それまでに帰れるか分からないから。まだリハビリに時間がかかる気がする。」と今日は弱気。
◯天ぷら
夕飯の冷やしうどんの付け合わせに天ぷらを揚げた。
しいたけ、なす、鶏天
しいたけが死ぬほど油がはねて、びびる。
水気厳禁だな。
六月二十四日 水曜日 くもり
天気予報が朝から全然当たっていない日。
ミスト状の雨降りかかるなか病院へ。
最近、野良の三毛猫に会えない。
母と少し話せた。
朝一番の話すリハビリをしてきたあとだと言うが、そのおかげか前よりだいぶ滑らかに話せていると思った。
それを母に言うと、「自分ではまだもどかしく、その日の調子にもよる」と感じているらしい。
退院に向けての相談はとても前向きな意思を感じる。
来週、一時帰宅出来る予定なので嬉しいのだろうな。
成り始めた柿の実は、大きめのミニトマトくらいの大きさになっていた。ここからが長いんだよね柿は。
ドラッグストアへ寄る。
だいぶ元の状態に戻ってきた感覚。
久しぶりにウェットティッシュ、ハンドソープが棚に並んでいた。
帰り道、前に道々に点線が付けられていた道で工事していて通れず、だいぶ大回りして帰らなきゃいけなくなっておりガーンとなる。
それでも、いつもは通らない道端の花々を眺めて行く。
立派すぎるタチアオイたち。
その中にひっそりと青いヤグルマギクが美しかった。
帰宅してしばらくたってから靴下4足を今日渡した着替え袋に入れ忘れてしまっていたことに気づく。
母に謝り、あと何足ある? と聞くと「今日は暑いから明日でいいよ」と返信が。明日か! となる。
◯粗大ゴミはすぐには
リビングはもはやリビングではなく、実質母の部屋になっていたけれど、退院後の生活を見越してソファとテーブルを買い替えたいとのことで、それなら早めに粗大ゴミの手配をと思ったけれど最短でやはりほぼひと月だった。
粗大ゴミはすぐには出せない。
六月二十三日 火曜日 晴れ
◯シンクロ
なんだかぼーっとする日だ。
母の洗濯物を畳んで病院へ行く準備も半ばしたけれど、明日に先延ばしに。
夕方に母から「今日は一日中だるかった。天気のせいかな。」と連絡が来て、一緒だなと思った。
低気圧アプリ「頭つーる」を見たけど、今日は特に低気圧が甚だしかったというわけではなかったみたい。
◯秘密の森
観始めて早々に脱落した(しかも2度)『秘密の森』を三度目の正直でまた最初から観始める。
Yさんが良い作品と言っていたし(以前、どうも食指が伸びなかった『刑務所のルールブック』をYさんが面白かったよと教えてくれて観てみたら、本当にとても面白かったので、それ以降Yさんの評価は信奉している。)、その年の賞レースで結構受賞していたしシーズン2の製作も決まったとかで、今度こそと。
で、やっぱり。どうしても、このなんていうか「攻防戦」とか「謎解き」的なストーリーって、観たさが向かないのだけれど。
けれど、作風は骨太なので厭ではなく。
なので、犯人を知りたい、という一心で観続けている。
六月二十二日 月曜日 雨
◯来訪者
マンション一斉の排水管掃除で、我が家の立ち会いを父から命され対応する。
男性二人が長い長いホースを持って、台所・洗濯機置場・洗面台・風呂場をガーーっとやって帰っていった。
我が家に人が立ち入ったのは、数週間前にエアコン取り付け業者が来てくれて以来。
うちにはもう、業者しか来ない。
◯ひさびさの
『ライブ』を観終える。
作品自体も良かったけれど、このドラマではなんと言ってもひさびさのときめきに遭えたのが良かった。
チェ・ミョンホ巡査長役のシン・ドンウク(신동욱)氏に、なんて優しいお顔なのだろう、とひと目で瞳孔が開いて以来、ずっと目で追っては、一挙手一投足に気持ち悪く色めいた。
ありがたい。
そして彼が、最新出演作で共演しているのがハン・イェリだと知って嬉しく安心する。ドラマ『青春時代』で知ったハン・イェリ、好きだ。
六月二十一日 日曜日
◯余裕
家族のグループLINEで、口先だけで調子よく母を心配している弟にムカつく。三月から一度も母を訪れていないくせに。
けれど一日経って、母から諭すような返信。
弟にはいつも擁護気味だから意外だった。
母は口下手だが、こうやってハッとする言葉を送ってくると、口下手でちょっと甘く見ていたけれど、いろいろ感じていろいろ考えている人だったんだな、と気づく。今回で二度目。
弟 普通にお見舞いできるなら行く所なんだけど残念です
私 そんなに残念なら来週の土日どちらかで洗濯物を届けに行けばママに会えるから、お願いね。
弟 余裕あれば行きますよ
私 「余裕」って何ですか? 口先だけで調子いい事言わないでください。
母 ■へ。人に優しくするのに余裕なんて言ってたらいつになってもあんたはそれだけのにんげんとおもわれるよ。かあさんもそうおもいます。あんたはこころが成長してないね。
弟から返信はなかったけれど、へへーあんなこと言われてるーざまあみろーと大人気なく姉は笑った。
◯日食
夕方に日食、と思っていたのに忘れて夕寝してしまい、見逃し悔やむ。
六月二十日 土曜日 晴れ
今日は気温はそこまでではないけれど、陽射しが熱い日だなぁと思った。
風があるので日陰は心地良い。
日々様変わりしてゆく道々の草花たち。
あんなに勢いの良かったどくだみもすっかり影を潜めている。
アガパンサスはまだ咲き始め。
六月十九日 金曜日 雨
sitositoto
itinitijuu,amedatta
◯注文していたスリッパたちが届く。
どれも足ざわりが良くて満足。
夏はまぁ、裸足にフローリングも気持ち良いのだけれどね。
六月十八日 木曜日 曇り
涼しい。
六月にしてあっという間に最高気温30℃越えたりしてビビらせるくせに、こんな風に気温低い日もあって、翻弄されるわあ。
六月十七日 水曜日 晴れ
◯全20話と長かった『椿の花咲く頃』を観終える。背中を押されるような心地がした。ざわざわ。
◯母はリハビリ調理でシチューを作ったそうだ。この前はコーンスープって言ってなかったっけ? と思うが、コーンスープよりシチューの方がリハビリになるよな。
◯隣国の友達二人にあのことを気にかけて伏せ気味にメッセージを送ったら「何のことかまったくわからない」と返ってきてゾクっとした。ニュース見てないだけ? それとも・・・と。
しかしそのあと、もう一人からは「緊張感はないよ」と返ってきてホッとする。
◯ラテン系隣家の娘さんに赤さんが生まれたので時々泣き声が聞こえる。そういうときはずっと泣いている。窓を開けたまま泣かせている。しばらく聞こえたままにいるけれど、ずいぶん泣き止まないと静かにこちらの窓を閉める。声色からして多分、女の子。
六月十六日 火曜日 晴れ時々曇り
気温が高くなる前に、と早めに母の病院へ。
曇り気味で陽射しもきつくなく、風も涼しかった。
今日の課題は「おたふくアジサイ(渦アジサイ)を見つけること」。
おたふくアジサイは、花びらの縁がくるんと丸まっているもの。
最近はところどころに紫陽花が目立って咲いているけれど、そういえば好きなおたふくアジサイは見つけられていないと思って。
病院へのいつもの道を歩きながら、小5まで住んでいた団地を通り過ぎて、その上隣の団地の庭に、先週もあっと目を引いた花が咲いていて、そのあと検索したけどわからなくて、引き返したりキョロキョロと遠目に見ていたけれど、どうにもたまらず団地のお庭におじゃまして、近くで眺めた。そして。Googleカメラで撮ってみるとその立派な花の名前がわかった。
「アカンサス」、和名は「葉アザミ」。
へえと思っているところに、ふと視線をずらすとそこにおたふくアジサイが咲いていた。嬉しかった。
外から眺めていても思っていたけれど、内側から見渡すとやはりこのお庭は立派で、細かめの花が咲く可愛いあじさいも咲いていた。
気になっていた花の正体もわかったし、今日のミッションも成功した。
今時期はアガパンサスがぐんぐんと花芽を伸ばしている。
◯母の退院より先に千葉雄大
今日は母に会えた。
数メートル先で会話をする。
早く帰りたいけど、リハビリが思うように進まない。退院も決まらない。ともどかしそう。
父に伝えるねと言って、またね。
今日の洗濯物の中には、誕生日にプレゼントした千葉雄大の写真集が入っていた。もう要らないの?
病室で話題になったらしく、いろんな人の手に渡ったせいか、ボロボロとまではいかないけど使用感たっぷりで返ってきた千葉雄大写真集。
母も早く帰ってこられたらいい。
六月十五日 月曜日 晴れ
朝9時にして29℃に驚く。
先日掃除した時以来のクーラーを点ける。
◯スリッパを探している
スリッパが欲しくていろいろ探していて、ふと目に留まったこのレビュー見て「だろうね」と言ったあと、しばらく笑ってしまった。
「底がペラペラで踵が痛いです。
洗えるのは嬉しいですが、夏用で買うなら爪先が開いてる物にすれば良かった。暑いです。」
なんだろう? 今日セロトニンでも出てるのかな。そうでなくても可笑しいよねこのレビュー。笑
六月十四日 月曜日
リハビリ外泊で母が今月末か来月頭に一時帰宅出来るらしい。
良かったなぁと思うのと同時に緊張してもくる。日々の生活の中で、どの程度介護が必要になってくるのか。
六月十三日 土曜日 曇りのち雨
◯得体の知れない
昨晩の深夜、外でなにかの生き物がしばらくのあいだ激しく啼いていたのだけれど、それがなんなのか結局わからなかった。
犬や猫でもないし、カラスでもない。キヤンキヤンと甲高い声で、のたうち回っているのか暴れながら何かと戦っているのか。大きな鳥のような感じではあった。鷺とか?
富良野で半年生活していたときに、明け方に得体の知れない動物が雄叫びを上げていて何だろう?と思ったことを思い出した。
あれも大きな鳥かなという感覚があった。鷺とか?
◯ねじ花2020②
花芽が上がってきたと思ったばかりだったねじ花がもう下から咲き始めていた。
首をかしげるようにしなだれ気味だったので慌てて水を遣る。
下から上へ少しずつ咲いていくねじ花。
これから毎日が楽しみだ。
◯父とのたたかい
箸がない見つからないと言って、菜箸で私がつくった晩ごはんを食べようとした父に瞬時に心底ムカついて、「なんで菜箸、そんなので食べないでよ」と制止する。
箸はちゃんと探せばあるはずで、きっと自分の部屋に持ち込んだままになっているに違いないとも思っていたので。
それでまた、すぐ目の前で「だってないんだもん!」と(半ばふざけて?)声を上げる父にさらにムカつく。
飛沫感染のリスクになるようなことを、ヤメてね避けてねと散々お願いしているのに、こうやって近くで声を上げるしくしゃみもし放題。本当にやんなる。
六月十二日 金曜日 曇り時々晴れ
前回もそうだったけれど紫陽花があちらこちらで綺麗に咲き目立っている。
立派なタチアオイが咲き始めているところもあった。
そして道端のねじ花たちはもう咲いていた。美しいピンク色の控えめなフリル。
今日は母には会えなかった。
日によってリハビリ時間がまちまちなので仕方ない。
◯寒いスーパー
帰り道、スーパーに寄る。
ここのスーパーはたぶん、特にクーラーが効いていて寒い。
今日はもう寒くておなかも痛くなってきて、必要なものだけをぱぱっと買って帰りを急いだ。その道中はとても蒸し暑かった。さっきはあんなに寒かったのに、と足早に思った。
◯一貫せよ
昨日でU-NEXTの無料トライアルが終わったので、放置状態だったNetflixに戻って『賢い医師生活』を観始めた。とてもおもしろかった『刑務所のルールブック』(『応答せよ』シリーズも)の演出家のドラマだと知って。
一話目はちょっと、いろいろ掴めない掴まれないまま、ぼーっと観るしかなかった。
でも、きっとちょっとずつハマっていくのだろうからと観続けて、3話目に差し掛かる頃にようやくその予想は違ってなさそうだ良かったと思えた。
というか、もともとの原題『賢い監房生活』(直訳)を、『刑務所のルールブック』にしたのなら、今回の次作だって『病院のルールブック』とかにするとか、そもそも『刑務所のルールブック』なんかにしないで原題まま訳した『賢い監房生活』にしとけばよかったのに、、と思ってやまない。だってこれじゃシリーズ2作目って気づかないじゃない。私がしばらく気づかずにすぐに観始めなかったように。
それにしても、ずーっと観ていられるドラマだ。
◯対岸の
おめでとうチャンミン。としか言いようがない。
そして、チャンミンと結婚する女性がこの世にはいるのか・・・という感慨深さがただただ寄せては返す。
六月十一日 木曜日 晴れ
◯ドキン
昨日、ひさしぶりの友達からひさしぶりに連絡が来た。
「明日お茶でもどう」というありがたいお誘いに、ドキンとした。
「誰かに会いに出掛ける」という行動が(母の病院へ着替えを取り替えに出掛けるのとついでに買い物するの以外には)まったくもう、日常のなかに想定もされていないというか、ないものになっているので、見た目もだるんだるんだし絶対ムリだ・・・と思った。
そして、そっか世間はもう人と会ったりしてるのだな、と。
◯ねじ花2020①
鉢植えのねじ花の花芽が上がってきている。今年も3本。楽しみだ。少しピンク色味かかってきている。
六月十日 水曜日 晴れ
思い切り晴れているので玄関マットと台所マットを洗濯し干す。風も強いので乾きやすそう。
風が強いのでよく乾いたけれど、あっという間にふき飛んでいた。階下に落ちなかったのは幸い。
このあと、『秋の童話』のおっぱいにうっとり魅了されていることを書いたけど、更新ボタン押したら消えた。おっぱい・・・。
六月九日 火曜日 晴れ
◯目覚ましでは起きられない
昨晩、天気予報を見たら、予想最高気温が31℃だったので、母の病院へは早めに行こう、とひさしぶりに目覚ましアラームをセットして起きた。
ひさしぶりの慣習のせいか、脳がそれを何なのか認識できなかったのか、鳴り続ける振動をしばらく背中越しにただ感じていた。音はもしかしたら出ていなかったのかも。覚えていない。
少しして、「あ、目覚ましか」と気づく。
慣習というのは一つひとつ意識を連動させていないと意味がないのだな。
「目覚ましが鳴る→起きる」というところまで意識しておかないと、人はアラームでは起きられないのだ。ちゃんとは。(結果的に起きるけどね)
◯夢め
そんな風に薄れてしまう感覚もあるというのに、なんだか夢に気持ちをとても揺さぶられた気がして、なんだっけと思い返して見たら、まだこの人が出てくるの? という苦い人間関係となってしまった女性にまた苦しめられる夢を見ていた。ゾッとして呆れた。
現実でもう会うこともないだろう会いたくない人にも、夢でなら会ってしまう。夢め。
◯家族の距離
母には5メートルほど先で会えた。
「これからリハビリ」とにこにこしていた。
次回の料理のリハビリではコーンスープを作るそうだ。一度も作ってもらったことはないが、退院したら振る舞ってくれるだろうか。
「父ちゃんがすこし恋しいわ。たまに夢に出てくる。でも可笑しいのが、父ちゃんの顔と坂本九の顔が交互に出てくるの」と笑っていた。
確かに、似ている顔立ちかもね、と私も笑って答えた。
母は、自分のことを「母ちゃん」、夫(私にとっては父)を「父ちゃん」と呼ぶ。
でも、そう呼んでいるのは三姉弟の中で真ん中の弟だけだ。
私はパパ・ママ。下の弟は(距離を取って)名前にさん付けしたりしなかったり。
◯T君
家の手前まで帰ってきたところで前方に親子連れがいるのが目に留まり、その中の男性(父親)がこちらを見たので私も見たら、T君?と思った。
上の階に住んでいた一つ年上のT君。ピアノを弾く、好感度好青年のT君。
家族で実家に戻ってきているのだろうか。
とっさに顔を伏せ、階段で鉢合わせしないようわざと通り過ぎた。
◯凌ぐ
お昼にパスタを食べ始めたら急に不安が襲ってきた。たまにあること。なんとか気をそらす。
数年前に「あれなんか不安」と思った途端、激しい動悸が襲ってきてものすごく動揺して以来、その経験も不安を増幅させるようで、なんとか気をそらして凌がんとしている。
黄体期だからとか、更年期かとか、心臓に負担が掛かっているのかとか、パニック障害ってやつ? とか、いろいろ考えるけど、一番安心できる理由「ホルモンのせい」にして凌ぐ。
六月八日 月曜日 晴れ
また新しい週明け。
◯ストックに慣れるまで
生協でやっとホットケーキミックスを購入することが出来た。
私はあまり「ストック」というのが馴染まない。お店に行けば買えるのだから、と買いだめしたりすることはなかったけれど(よっぽどレアなグミやスナック等でない限り。苦笑)。
けれど、「いつ買えなくなるか分からない」という状況を経験して、レアなグミやスナックをいくつか余分に買っておくように、最低限万が一のときに困らないように構えておかなければいけないよなぁ。と思うようにはなった。
とはいえ、急にはうまく買いだめられないのだけれど。
それでも、災害時用トイレは先日買い足した。警察で災害対策の仕事をしている友が、これだけは必ず必要になるから、と教えてくれたので。
で、その友がやはり食も少しずつストックしていったほうがいいとも先日言っていた。
急にむやみに買い占めたりはしたくないけれど、少しずつでも備えておければと思う。
六月七日 日曜日 晴れ
◯家族に起こされただけ
また朝から、しかも日曜の早朝から草刈り機の音で起こされたと思ったら父だった。昨日の室内干ししていた洗濯物をベランダに出したついでに音の元を見たら、父が弟の家の庭の雑草を刈っていたのだった。あんたかい、と恨めしく部屋に引っ込む。
◯小さな痛み
昨晩もだったのだけれど、夜遅くになって左腕の内側の手首の近くがズキンズキンと痛むのだった。
周辺をマッサージしてみたりするけれど、それで和らぐわけではなさそうだった。
たまに右足の親指の爪の付け根のあたりがズキズキ痛むのに近い鈍痛。(これは、まさか痛風? と思っていろいろ検索した限りは、ちょっと箇所もずれているし、痛風ではなさそうだった。)
こんな風に、日々は、誰かに言うまでもない小さな痛みとともにある。腰もだいたいいつも痛い。朝起きると喉も痛い。
六月六日 土曜日 くもり
今日はなかなか蒸し蒸ししている。ほぼ無風。
母の病院へ。
にこにこと元気そうだったので動画を撮って家族LINEに共有。
ひさしぶりに野良の三毛猫にも会えた。マジ蒸し蒸ししてるよ、って感じだった。
ザクロのオレンジ色の花も目に留まった。2箇所、ザクロの木を新たに見つけた。アケビの木もあったらいいのにな。
◯悪い茄子
往来で茄子の花に似た茄子の花じゃないのが咲いていたので、時々見かけるものだから調べたら「ワルナス(ワルナスビ)」とのこと。ひと目で名前の由来を察する。
◯ひさしぶりのコンビニ/名前の通り
かなりひさしぶりにコンビニに寄った。
病院と家との間にファミリーマートがあるけれど立ち寄らずにいた。
目当てのお気に入りのお菓子はなかった。コーンポタージュスナック。リスカ㈱のじゃなくて(こちらもおいしいけれど)、ファミマコレクションのもの。サクサク食感具合が好きなのだ。キメが細かめなのかな。
もう一つの目当てのモチモチ食感のメロンパンはあったので、父の分も買って帰った。
六月五日 金曜日 晴れ
◯扇風機とエアコン
昨日、ふと思い立ち、ストーブをしまって扇風機を出し掃除しておいた。
そのあと、暑くて扇風機が心地良く、このタイミングで掃除して出しといて良かった、と自己称賛と自己満足した。
今日、エアコンの掃除をした。
だいぶ暑くなってきたから、このことを称賛し満足する日も近いだろう。
◯リモコンの群れ
夏に向かいさらにリモコンが増えて溢れている。
テレビ(最近は殆ど使用する機会がないけど)、fireTV(最近はほぼこれ)、照明(最近導入化)に加え、扇風機とエアコンのリモコン。
なんかきっと一元化に近いこと出来るんだろうけど、めんどくさいなと思ってしまう。
ついこの前まで、天井照明を十数年もの間、電球をキュルキュル回して点け消しし続けた人間である。
六月四日 木曜日 くもり
虫歯の日。
そういえば左の奥歯が抜けちゃう夢を見た。激しかった・・・夢で良かった。
母が元気に歩けるようになって退院してきた夢を見た。嬉しかった。早く現実になりますように。
◯北風とホルモン
昨晩。
黄体期後期、月経一週間前だからか、夜になって頭痛と、体が熱くて熱くて、冷えピタと保冷剤で体を冷やす。
こういう時にいたずらに熱を測って不安になりたくないのでしないんだけど、なんだか計ってみた。37.2℃。
あら、と思いつつ、基礎体温が36.8℃くらいなので、黄体期ならそういうこともあるよな、と。
夜中、極たまにあるけど、熱くて寝間着を脱ぎ捨てた。熱くて。
ホルモンに脱がされているのでは?
そう思った。
『北風と太陽』みたいに。体熱くされてホルモンに裸にされている。そうして生殖せよと促されているかのごとく。
無駄だよホルモン。
まんまと露出したけれど、迫る相手がいない。
◯大文字
「キユーピー」なのか。
「キヤノン」のように。
六月三日 水曜日 晴れ
◯夢で会えた
■君だと思うんだけど、思わず夢に出てきた。会いたいな。もらったクランキーチョコはまだ食べていない。
◯脳が覚えてる
暑いので昼下がりをだいぶ過ぎて四時を回った頃に母の病院へ。
道々の草花を見ながら歩くのは毎度愉しい。うつろいを感じるのも。
ヘラオオバコ、どくだみ、ノビル、ホタルブクロ、桑の実、杏の実・・・
母はリハビリ中で会えなかった。
今日はリハビリでお好み焼きを作ったらしい。ひっくり返すのが難しかったらしい。
「リハビリ先生が言うにはのうがいくらかおぼえているものなんだそうです。にんげんのからだってすごいなとおもいます。」
今日は暑かったので冷やし中華を作った。麺が美味しかった。
◯Tシャツの力
半袖Tシャツを着て出たらとても涼しくて快適だった。Tシャツってイイんだなーとしみじみ感じながら歩いた。
Tシャツで出掛けるなんてこと、高校くらいまでだったと思う。体の線を拾いやすいから外出着としては禁忌だった。
けど、もういいやどうでも、近所の病院行って帰ってくるだけだし、と。Tシャツって便利ね。
六月二日 火曜日 くもり
八時台から草刈り機の爆音で起こされる。
◯予報通り
なかなかの曇り模様だけれど、天気予報を見るとお昼頃からは晴れ予想。
期待を込めて洗濯機を回す。
晴れ間が見えてきたなと思ったところでピーピーピーと洗濯の終わった音。
若干陽射しに当たりながらベランダで洗濯物を干す。
その後、結果「入道雲出てる⁉」と空を仰ぎ見るほどに晴れた。
◯綺麗箱
汚すぎてちゃんと掃除するのを避けてきたキッチンのゴミ箱をいよいよ洗う。浴室で本腰を入れて。がんばった。じぶんも汚れたし汗だくになったので、そのままシャワーを浴びた。ちょっとバテた。
避けてきただけある汚れだったけれど、もう綺麗だ。素晴らしい。
六月一日 月曜日 くもり
この生活になって二ヶ月が過ぎた。
さて。
◯ヘアドネと略すらしい
伸びに伸びている髪はヘアードネーションしようかなと思うようになった。
まだ先になりそうだけれど。
◯くもり声
燃え殻さんのラジオを聴いている。
深夜向けのトーンだけれど、今日みたいな、グレイ色のくもりの日、にもとても合うなあ。
また燃え殻さんの声がいいよ。
私もオンライン飲み会一生出来ないと思う。
ラジオってやりたい。
◯VIVA
先日買ってきた6個入りのびわを、食事したあとにデザートのように一個ずつ食べている。おいしくて幸せでたまらない。びわを食べられる世界に生まれて良かった。